5歳児の心
私が憧れている素敵な方が教えてくれた事がある。
それは大人になって目指すのは「5歳児の心」になる事。
大人になるといろんな事を得る代わりに捨てられない物も増えてくる。
それは心の弱さを守る鎧だったり、過去の栄光だったり、立場を守る仮面だったり。
でも、もしかしたらあまり必要なものでも無いのかもしれない。
教養や洞察力、経験からくる知恵など身につけたものはそのままに。
そして心はあたかも5歳児心の様に見るもの全てが新鮮で、好奇心に溢れ、頑張れば何にでも成れる気がしていて。いつもワクワクしていて。
それでいて、「諦め」や「面倒くさい」って概念は無い。そんな喜怒哀楽たっぷりな心だったらどんなに人生が豊かになるだろうか。
メロディーが好きで聴いていた『全力少年』の歌詞は大人になった今になって胸を打ったりして。
勝手な事を言わせて貰えれば、昔教科書に出てきた良寛さんはそんな魅力的な人だったのかなと思う。
私には測り知れない修行を経て後、子どもたちと無邪気に遊べるのだから。
そういえば、よくある少年向け漫画の主人公。子どもでは無くても心は純真な人物が多いのは何故だろう?
そして、よくあるのが敵だった相手も味方につけてしまう。
小さい頃、その日会った知らない子と遊んで、帰る頃には親友みたいになってたっけ。
あれは今考えるともの凄いことだと思う。
どうして大人になると難しくなるんだろう…
通っている子ども達と遊んでいるとそんな事を考えてしまいます。