【ご褒美♪】
こんにちは!ことばの教室 言語聴覚士です♪
すっかり寒くなり、長い冬が近づいてきたかと思うと…まだもう少し秋でいて欲しい気持ちもあります。
しかし寒さに負けず、ここあーる・そえるの子どもたちは毎日元気な笑顔で来てくれています。
トークンエコノミー法ということばをご存じですか?簡単に言うと「ご褒美」です!
「トークン=ご褒美」を活用して、子供の好ましい行動を強化する心理学の行動療法です。
がんばったら「褒める」というトークンを与えることによって、がんばることで良いことがあるという体験を増やします。また、その経験が積み重なることで子どものやる気を高めます。
子どもとスモールステップで課題に取り組んでいると、「ご褒美にお菓子やおもちゃを毎回買ってあげるのはちょっと…」と、ご褒美を毎回提示することが難しいこともあります。そんな時は「10回できたらお菓子」というポイント制はとても便利です!
今回ご紹介する児童は年長さんですがなかなか文字に興味がなく、書くこと読むことにも苦手意識を持っていたお子さんです。かるたやパズルで遊ぶ中で平仮名に触れる機会を増やしてきましたが、大好きなキャラクターがあるので、「好きなキャラクターの切り抜き(キャラクターを印刷したもの)がもらえる」というご褒美に向けて、なぞり書きやプリント課題にも積極的に取り組んでくれるようになりました。
トークンエコノミーの良いところは、
・目標までの見通しがたてやすい
・結果がシールやスタンプなどで見える化でき、できたことに着目しやすい
・シールやスタンプを集めること自体も楽しめるので継続しやすい
などです。
最終的にはご褒美がなくてもその行動ができるように目指します。
大人も大好きなパン屋さんのポイントが30個溜まったら次回は500円引き…などうまく目標と報酬が設定されていると、次第にポイントを集めること自体が楽しくなって、気づけばお店に行くのも習慣になっている、という経験のある人もいるのではないでしょうか?ポイントカードも同じ仕組みです♪
トイトレや宿題、お手伝い…自宅でがんばりたいことがある時にも使えますね!親子で目標を決めてじっくり取り組みたい機会や、特にがんばりたいことがある時は、決まったご褒美以外のちょっと特別なご褒美を設定することで、より継続しやすく、頑張れる場合もありますよ(^^)/