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ことばの教室の流れ~らいおんクラス編~

ことばの教室の流れ~らいおんクラス編~

お久しぶりです!

ことばの教室言語聴覚士です。

暑い夏が終わり、すぐに秋がやってきました。

過ごしやすい季節になりましたね~(*^-^*)

 

今日は、ぺんぎんクラスに引き続き、ここあーるらいおんクラス(未就学児)のお友達のことばの教室での流れについて紹介します。

 

らいおんクラスでは、まず椅子に座れる子は座りご挨拶をします。座れない子は無理はしません。

まだまだ興味がコロコロ変わるお友達も多いらいおんクラスさん。

挨拶で始まりと終わりをSTがはっきり示すことで、“一緒に遊んだ”“終わった”のメリハリの意識をつけます。

 

3.4歳以上になるとことばの遅れだけではなく、ことばが不明瞭だったり、お喋りが文になっていない、お友達とうまくコミュニケーションが取れない…など相談は様々です。

一人一人できる範囲で評価をしながら、まずはお子さまとの信頼関係を大切にします。集中とリラックスを混ぜながら、一緒に楽しんで療育を進めていきます。

 

本日はその一部をご紹介します!

 

☆お喋りが文にならない

 

みんな大好きなおままごと遊びは、遊びの中でおもちゃや道具を上手に使いながら、自然とことばを使ったやり取り遊びができます。

カットできる食べ物のおもちゃなどで遊びながら「にんじん 切るよ~」「トマト 洗おうね~」洗う、切る、焼く、食べる…など食べ物の名詞とたくさんの動きのあることばを組み合わせることで2語文以上が出るように促します。

「ママの ピーマンが 切るの」

「ママが ピーマンを 切るんだね~」

助詞の間違いは指摘せず、STが推測することで正解をさりげなく伝えます。

 

☆ことばが不明瞭

 

発音が不明瞭な子は、単純なお口の運動や舌の運動を楽しみながら練習します。「あいうべー」と舌をまっすぐ長―く出すことをまねっこしてもらったり、「あーうー」と大きく口を開ける→口を前に突き出す、「あっぷっぷ」と頬に空気をたくさん溜めるなど変顔をすることで子どもも喜びお口の体操となります。

マスク生活が長くなる中、豊かな表情も見せあいたいものですね!

 

本日はほんの一部のご紹介でしたが、年齢や発達段階によって個人差はあります。ことばの教室での内容は連絡ノートに記載し、毎回親御さんにお伝えしていますよ!

遊びの中で経験し、たくさん褒めてもらうことで得意な面を伸ばし、少しずつ苦手な面へのフォローを促していきたいと思っています(^^)/