【そえるの児童に♪手作りことばの教材①】
こんにちは(^^)/ことばの教室 言語聴覚士です。
新年度がスタートして、早くも一ヶ月がたちましたね。楽しかったゴールデンウィークも終わり、少し疲れが出てくる頃かもしれません。体調管理に注意しながら、今月も楽しんで過ごしていきたいと思います!
本日は小学生以上の児童が通う そえる でのことばの教室の様子を紹介します。
ことばの教室では一般に売られている玩具や市販の教材を使いながら支援を行うことが多いのですが、一人ひとりの発達や特性、子どもの関心や困り事に対応していくと、子どもに合わせた手作り教材を作ることもとても多いのです!
特に そえる の児童は小学生に上がり、少しずつ机上に向かって行うことも出てくるため、勉強が苦手な子でも楽しく、興味を持って取り組めるものを日々模索しています。
そんな手作り教材(といってもいい素材がインターネットで探すとたくさんあるのです!)の一つ目は、学校の勉強やテストの中でも教科書や文章を読んで「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どうした」を聞かれてもなかなか答えられない…という保護者からの相談に対して作った「いつどこで誰が何をしたゲーム」です!
5W1Hは会話や文章で情報を整理して伝えるコミュニケーションの基本ですが、つまづく子が多いところでもありますよね。
わたし自身も小学生の息子との会話でよく「それはいつの話?」「なんの話のこと?」と内容が具体性に欠けていると、聞き返して「なんの話か主語からちゃんと言おうね!」なんて言ってしまいます。
このゲームはSTが最初に「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どうした」の5種類のカードを作成し、カテゴリーごとに分けます。そして、児童がカテゴリから一つずつ紙を引き、文章を完成させます。
つじつまの合う文章ができれば嬉しいですし、ちぐはぐな文章ができればおもしろいのです。
これに慣れてくると、児童にも「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どうした」のカードを作成してもらい、楽しみながら文章作成の練習をしています(*^-^*)
5W1Hを意識することで表現力が向上し、文章の読解問題も考えやすくなりますね!
また、日記や作文を書くのにも役立つ大切な練習となります(^^)/